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祭礼能

ページID:356248667

更新日:2022年1月21日

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新城富永神社・祭礼能(能楽)

種別

市指定無形文化財

開催日

毎年、10月「スポーツの日」の前の週の金曜日

指定年月日

昭和33年4月1日

所在地

新城市字宮ノ後 地内(富永神社)

説明

この「祭礼能」は、新城・富永神社で毎年秋に開催される富永神社例大祭の初日に奉納される「能」と「狂言」のことをいう。その歴史は古く、当地域での「能」との出会いは天正4年(1576)に遡る。「長篠・設楽原の戦い」で長篠城主であった奥平信昌は、新たに築いた城(新城城)の落成記念として観世与三郎を招き、城中で祝能を催したと伝えられる。その後は領主などによって能がたびたび興行され、やがて17世紀末には能を習って役者となる町人が現れるほど盛んになったという。
そのような状況下で、元文元年(1736)に富永神社の氏子が旗本で領主の菅沼定用の家督を祝して「能」を社前に奉納したことが「祭礼能」の始まりとされる。翌年には「狂言」の奉納も始められ、現在のような能楽形式で執り行われるようになった。
ここでの特色は、土着させた喜多流の流れをくむ能を特定の氏子が代々世襲しながら、いわゆる素人集団が奉納してきたことにある。それと同時に、17・18世紀の能装束を始め、衣装や能・狂言面などの250点を超える貴重な能道具が今日まで大切に伝え・保存されていることも挙げられる。それらの品々は、大名家収蔵品にも引けをとらない品格の高い衣装デザインや品質、当時の新城町人の趣味の高さを伺わせる独自性の高いデザインなど、三河山間地の小都市ともいえる「新城」の町人の財力と美意識の高さを見事に物語っているのである。

能楽

お問い合わせ

新城市 教育部 生涯共育課 設楽原歴史資料館

電話番号:0536-22-0673

ファクス:0536-22-0673

〒441-1305 愛知県新城市竹広字信玄原552番地

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