木造不動明王立像(もくぞうふどうみょうおうりつぞう)
種別
新城市指定有形文化財(彫刻)
指定年月日
平成16年9月16日
員数
1体
時代
12世紀末頃
指定理由
像の形式は通常の立像形式であるが、遊脚を軽く屈して一段高く踏み上げることが独尊像として珍しいと評価される。
作風は、穏やかな表情、なだらかな肉体、浅い衣紋、緩やかな腕の構えなど、平安時代(院政期)に一般的に見られる特徴を有している一方、左の裳の折り返し部を大きく張り出させるなど作者の独創性も認められる。このことから、仏師の個性が強まる鎌倉時代に近い時期に制作されたことが推察されている。
構造は、腕を含め、頭、体ともに木の一木割矧造りの本格的なものである。
大きさ:101.2センチメートル、構造:桧材寄木造、その他:素地仕上げ
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