鳳来山東照宮御神宝群
指定種別
新城市指定有形文化財(工芸)
指定名称
鳳来山東照宮御神宝群
ほうらいさん とうしょうぐう ごしんぽう ぐん
指定年月日
令和4年3月3日
所在地
新城市門谷字鳳来寺
数量
40点 附3点
神宝
17点(太刀3、太刀金具等5、弓・矢5、弓箱3、鉾1)
本殿神宝
12点(金榊2、瓶子4、盃3、鏡1、供物台1、天目台1)
幣殿神具
9点(八足机3、蝋台2、机1、榊立2、太鼓1)
神具
2点(平箱1、台子1)
その他
3点(太刀袋2,折紙1)
時代
江戸時代前期(17世紀半ば)
説明
鳳来山東照宮の御神宝群は、錺金具や蒔絵に表された三葉葵紋や唐草文の表現技法から、社殿の創建と同時期(慶安初頭、17世紀半ば)に納められたことが明かとなりました。これら神宝が鳳来山東照宮創建期から伝来し、かつ献上された品々がほぼまとまって現存していることは、東照宮神宝群の構成を知る上でその史料的価値が大きい。また、愛知県指定文化財の御宮殿と同様に金榊に記された「職在」銘によって、朝廷役人が関与した全国に数少ない東照宮であることも明かとなりました。
以上の理由から、東照宮に納められた神宝の工芸史観点や鳳来山東照宮の造営における関係者たちを物語る資料群として、歴史文化的に貴重な資料であると評価され、市の有形文化財(工芸)の指定となりました。
これら瓶子は、鳳来山東照宮に納められた神宝の一つ。三葉葵紋の相違により2種類に区分される。
この金榊は、鳳来山東照宮の造営時期を遡り、本殿内でご神体(家康像)の前面に納められたもの。空殿と同様に、江戸城から運ばれたものと考えられる。
金榊の台框裏面に朱書きされた「職在」文字。朝廷役人の平田職忠による検分の証しと考えられる。
明治10年以降に発行された鳳来山東照宮の神宝。
お問い合わせ
新城市 教育部 生涯共育課 設楽原歴史資料館
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