細川家伝来の火矢筒
資料館にはたくさんの鉄砲があります。長いものから、短いもの。大きなものから、小さいもの。そうした鉄砲の中で一際異彩を放っているのが火矢筒と呼ばれる鉄砲です。
火矢筒とは火のついた矢を火薬の力で飛ばすための鉄砲です。
資料館にはいくつかの火矢筒がありますが、この火矢筒は肥後熊本藩主細川家に伝来したものと伝えられています。2つが1セットになっており、とても珍しい火矢筒です。
銃身は大変短く、実用性に欠けますが、大変優れた装飾が施されており、実戦向けというよりも、むしろ大名家としてのステイタスシンボルのような存在だったと考えられます。
設楽原歴史資料館蔵
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