明治27年(1894)に作られた。当時の原形を留めており、愛知県最古のトンネルである。長さ35m、道路幅5m、車幅4m、高さ5m。設楽町側の扁額には、草書体で上段に「北設楽」、下段に「よらき隧道」と記される。
新城市側の扁額には、楷書体で上段に「南設楽」、下段に「與良木隧道」と記される。新城市側の坑門は明治の頃の姿を残している。内部はコンクリートで修復されているが、元々は素掘りだった。新城市側の数メートルが石積みの巻き立てになっているが、側壁部分とアーチ部分で仕上げ方が違っている。入口は、一番上の石列が「笠石」・二番目の石列が「帯石」・坑口の左右にある柱状の意匠が「壁柱」になっており、建設当時の抗門のデザインを残している。
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