百観音
葛地区にあった慶昌寺に、百体の観音像が祀られているが、昔は旧鳳来小学校の北寄りにお堂があった。明治初年頃、激しい大風が起こり、お堂は、北方の田んぼに吹き飛ばされたが、納められていた百観音はどしゃぶりの雨の中で元の位置に立ち、さん然と輝いていたという。村人は、信心をさらに深め、慶昌寺に一体ずつ運んだ。そして現在に至る。
長者の柱石
寺の入り口に台石だけが大きく、不釣り合いな大きな石灯篭がある。今から約300年以上前、今泉半九郎という人がいた。屋敷は郷中橋の南寄りの川岸にあった。くろぜ石の加工・販売・特産物の輸送によって富を築いたのではなかったかと推察している。この台石は半九郎の屋敷の柱石を使ったものだと伝わっている。
庚申塔
享保3年(1718)彼岸日142cm。
過去七佛★の名文がある庚申塔。大変珍しい庚申塔。半九郎の妻と嫡男が夫の供養のために建立したといわれる。
★過去七佛とは、釈迦が出世する前に出た佛のこと。
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