新城市環境基本計画(案)について提出された意見などの概要および提出された意見に対する新城市の考え方
平成20年5月19日月曜日から平成20年6月18日水曜日までの間、新城市環境基本計画(案)に対する意見募集を行った結果について、次のとおり公表します。
1.募集結果の概要
新城市環境基本計画(案)に対する意見募集を行った結果、1人の方から6件の意見が提出されました。
2.意見提出内訳
提出方法 | 人数 | 件数 |
---|---|---|
直接持込 | 0人 | 0件 |
FAX | 0人 | 0件 |
電子メール | 1人 | 6件 |
合計 | 1人 | 6件 |
3.提出された意見の概要と新城市の考え方
【市内在住の男性からの意見】
提出された意見の概要
- 全体を通し明確なビジョンが感じ取れませんでした。
「新城市」を「豊田市」や「岡崎市」と置き換えてもそのまま成り立ちそうです。新城市の現状と特徴を考慮したドラスティックなビジョンを示していただきたい。例えば「環境負荷物質の排出量をXX年のXX%低減」や「経済発展速度の上昇を犠牲にしても環境保全を優先する」など。 - 16ページ
「仮称)しんしろアジェンダ21」の構成
「行動の基礎」で明らかにされた課題について「目標設定」で対策立案と目標設定を行っていますが、課題についての真因特定および寄与度の設定についてはどのようにお考えでしょうか?費用対効果や寄与度から優先順位を付け無駄の無い実施計画の策定をお願いします。 - 23ページ
まちづくり交通政策
(1)公共交通機関の利用促進
(2)歩行と自転車利用の推進
(3)環境に配慮した自動車利用
具体的な施策はまだ検討されていないとは存じますが
●自転車道の整備
●駐輪場(自動二輪車含)の整備
をご検討お願いします。歩行者からも自動車からも邪魔にされとても自転車を積極的に利用しようと思える環境ではありません。 - 28ページ
健全な水循環
ドコモショップや石全庵の裏手にある川にはホタルが生息していました。昨年行われた護岸工事の影響からか今年はめっきり数が少なくなりました。周辺が住宅街になるとの話も伺っております。来年はもっと少なくなるか絶滅してしまうでしょう。
環境を大切にする気ならば事前に専門機関に依頼しきちんとした調査を行ってください。一度失われた自然は簡単には修復できません。知らなかったではすまされません。思い込みや素人調査は悪です。
その他計画案に無い提案 - フードマイレージ
生産地消費の推進による環境負荷の低減と地元農業の活性化について。特に不都合が生じないのであればご検討ください。 - 一般生活でのカーボンニュートラル
暖房設備に薪ストーブを使用することで化石燃料の消費を抑えられます。ストーブ本体の購入資金補助などは市政に負担がありますが薪の提供などで補助を出来ませんか?幸いにも新城市には豊富な森林資源があります。間伐材の使用などで費用を抑えた補助が可能ではないでしょうか?
一般家庭のみならず学校や市の施設でカーボンニュートラルに貢献できます。
新城市の考え方
21世紀は、持続可能な社会を構築するため、環境負荷の少ない循環型社会の実現が世界の目標となっています。その目標を達成するために、私たちは何ができるのかを問われ、果たすべき責任を自ら考えて実行する段階に来ています。
このように環境問題は世界に共通した課題として捉えられており、そういう意味で基本計画内のビジョンに特徴が見られないと思われたのかもしれません。
しかしながら、市民策定委員との検討時にはさまざまな意見が出され、いただいたご意見と同じ内容などについても協議を重ねた結果、集約したものであります。
「地域の課題を解決するために具体的にどうしていくのか」ということについては、今後、本計画に沿った具体的な活動を進めるための計画として「(仮称)しんしろアジェンダ21」にまとめて参ります。地域に即した実効性の高い計画とするための手法として、市民や事業者の皆さんに参加していただけるよう積極的に呼びかけていく予定です。
より多くの提案や地域の実情などをお届けいただくため、皆さんのご参加をお待ちしています。
お問い合わせ
新城市 市民協働部 環境政策課
電話番号:0536-23-7690
ファクス:0536-23-7047
〒441-1392 愛知県新城市字東入船115番地 本庁舎2階