市民の皆様へ
- セアカゴケグモは日本では平成7年に大阪府内で初めて発見され、その後各地で確認されています。
- セアカゴケグモは本来おとなしいクモですが、メスは毒を持っており、触ると咬まれることがあるので注意してください。
- セアカゴケグモを見つけても、絶対に素手で触らないでください。
- 屋外で作業をする場合には、軍手などの手袋を着用するようにしてください。
- 駆除には次の方法等があります。
- 市販の殺虫スプレー(ピレスロイド系)等を使用する。
- 靴などで踏みつぶす。
- 熱湯をかける。
- もしも咬まれたときは、咬まれたところを水で洗い、できるだけ早く病院へ行きましょう。咬んだクモを殺して持っていくと、病院での適切な治療につながります。
セアカゴケグモとは
形態
引用 愛知県衛生研究所ホームページより
セアカゴケグモの体長はメス約1センチメートル、オス約3ミリメートル(脚を含まない)で、長い足と球形の大きな腹部を持ちます。(写真はメス)
メスは光沢のある黒色または暗褐色を基調とし、腹部の背面に赤色の「砂時計」様または「鼓」様の模様があります。
生態
セアカゴケグモはオーストラリア原産のクモで、特定外来生物に指定されています。メスは毒を持ちますが、オスに毒はありません。日本では、1995年に大阪府で初めて発見され、その後、全国各地で確認されています。愛知県内では、2005年8月に中部国際空港敷地内で初めて発見されています。
習性
基本的におとなしく、攻撃的ではありません。ビックリすると死んだふりをして動かなくなることがあります。ただし、素手で触ったり捕まえたりしようとすると、咬まれることがあります。
生息場所
巣を作るために、日当たりがよく暖かい場所、昆虫などのエサが豊富な場所、適当なすき間がある場所を好みます。
例えば、
- 側溝の内部、網蓋のすき間や蓋の裏側
- フェンスの基部
- 花壇のブロックの内側
- 墓石のすき間
などで巣を作ります。
また、日本国内では「シャッターや雨戸のすき間」、「自動販売機の取出口や下側」、「プランターの裏側」、「外に置いたサンダル」などで咬まれたという事例があります。
(備考)セアカゴケグモの巣は、一般的なクモのような円網(えんもう)状ではありません。溝などの角に三角を作るように糸を張ったり、地面の割れ目や岩の間、下草や低木の枝葉などを絡めたり、不規則な形の網を張ります。
咬まれたときの症状
- 咬まれた時は、針で刺されたような痛みを感じます。
- 咬まれた部分の周りが赤く腫れたり、熱く感じたりします。
- 症状は、通常数時間から数日で軽減しますが、時に脱力、頭痛、筋肉痛、不眠などの全身症状が数週間継続することがあります。
- 重症例では、進行性の筋肉麻痺が生じることがあります。
咬まれたときの処置
- 万が一クモに咬まれたら、患部を水や石けん水でよく洗い、病院へ行ってください。咬んだクモを殺して持っていくと、病院での適切な治療につながります。
参考情報
さらに詳しい情報については愛知県衛生研究所のページをご覧ください。
お問い合わせ
新城市 市民協働部 環境政策課
電話番号:0536-23-7690
ファクス:0536-23-7047
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