ヤングケアラーとは
「ヤングケアラー」について、法令上の定義はありませんが、一般に、本来大人が担うと想定されている家事や家族の世話などを日常的に行っている子どもとされています。
厚生労働省ホームページより
ヤングケアラーの実態について
令和4年3月、愛知県が県内の小中学生と高校生を対象に行った実態調査の報告がありました。(愛知県ヤングケアラー実態調査報告書)
- 「世話をしている家族がいる」と回答した割合は、小学生で6人に1人、中学生で9人に1人、高校生で14人に1人。これらがヤングケアラーと思われる子どもであると推定されます。
- 「ヤングケアラーの自己認識」「認知度」について、自分が「ヤングケアラーにあてはまる」と回答した子どもは2%程度。また、70%程度の子どもが「ヤングケアラーという言葉を知らない」と回答しています。
- 世話をしている相手は「きょうだい」と答えた人の割合が最も高く、ついで「母親」となっています。
介護する側が大人である場合、相手は高齢者や要介護状態の父母、配偶者が多い傾向にありますが、ヤングケアラーの場合は、相手が幼いきょうだいが多いようです。 - 世話の内容は、「家事」が最も多く、続いて、家族の「見守り」「外出の付き添い」となっています。家事や幼いきょうだいの見守りなどのケアを担っているのが、ヤングケアラーの特徴と考えられます。
ヤングケアラーへの支援がなぜ必要か?
- 家事や家族の世話を日常的に行うことにより、学校に行けない、勉強する時間がとれないなど、自分がしたいと思っていることに時間を割けない状況にある可能性があります。また、年齢や成長の度合いに見合わない重い責任や負担を負っている可能性もあり、その結果、勉強がうまくいかなくなる、人間関係をうまく築くことができなくなる等、育ちや教育など、精神面を含めて子どもの将来に影響を及ぼす可能性が指摘されています。
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