黄柳野つげ自生地(つげのつげじせいち)
種別
国指定天然記念物(植物)
指定年月日
昭和19年3月7日
所在地
新城市黄柳野字新谷
43 684 616*36
(「マップコード」および「MAPCODE」は(株)デンソーの登録商標です。)
説明
甚古山(じんご)の北斜面、標高200から300mにわたる約40ヘクタールの地域に、ウバメガシ、サカキなどの暖地性植物とともにツゲが繁茂している。
このうち密度の高い2.03ヘクタールが国の指定を受け、当時、ツゲの北限として貴重とされたが、その後さらに北方に発見されたので、現在は自生地の林相が重視されている。
ツゲは樹高3mほどの暖地性の小喬木で、石灰岩、蛇紋岩地帯等の地質に見られ、成長が遅く、当地域の一番太いものでも直径10センチ程度である。
したがって材は緻密でねばりがあり、そったりひび割れをしないので、印鑑、将棋の駒、そろばんの玉、櫛などの材料とされてきた。
【参考文献】
「鳳来町文化財ガイド」 平成10年 鳳来町教育委員会
「目で見る鳳来町の文化財」 平成元年 鳳来町教育委員会
お問い合わせ
新城市 教育部 生涯共育課 設楽原歴史資料館
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