突発性発疹について(4月22日)
こんにちは、しんしろ助産所です。
先日、1歳過ぎのお子さんを持つママから、「子どもがまだ突発性発疹をやっていないけどいいでしょうか?」と質問がありました。
そこで今回は突発性発疹についてお話をします。
突発性発疹は生後6か月~2歳頃の乳幼児によくみられるウイルス性の感染症で、ほとんどの子が経験します。
質問のあったママには、「2歳までにまだ期間があるので今後感染する可能性があります。また、感染しても症状の出ない不顕性感染という可能性もあるのでもう少し様子をみましょう。」とお伝えしました。
突発性発疹は突然の高熱(38℃~40℃)が3~4日続き、解熱後に全身に赤い細かい発疹が現れるのが特徴です。
発疹は3~4日程度で自然に消えていき、かゆみはなく痕はほとんど残りません。
突発性発疹のうち20~40%は症状の出ない不顕性感染であり、気づかないうちに感染しているということもあります。
原因のウイルスはヒトヘルペス6型または7型で、初感染によって起こります。そのため2回感染することがあります。
感染経路は主に唾液を介しての感染で、大人が無症状で子どもにうつす場合があります。
症状は軽度の咳や鼻水、下痢、リンパ節の腫脹、不機嫌などです。
高熱の間に熱性けいれんを起こすこともあるため、特に発熱中は注意が必要です。
一般的には予後は良好ですが、中耳炎、まれに脳炎・脳症など重篤な合併症を起こすことがあります。
3日以上の高熱、初めてまたは5分以上続くけいれん、ぐったりして水分が取れない、意識がぼんやりしている、尿量が減ったなどの場合はすぐに受診をしましょう。
ウイルス性感染症のため特効薬やワクチンはなく、解熱薬の使用や脱水予防などの対症療法が基本です。
発熱中は水分摂取を心がけ、子どもが飲める水分を少量ずつこまめに与えます。
例えば湯冷まし、麦茶、乳児用イオン飲料、経口補水液、果汁、野菜スープ、授乳中であれば母乳やミルクなど。
発熱中食欲がない時は、消化がよくのど越しのよい、やわらかいものを与えましょう。
安静と休息も大切なため、療養しやすい環境を整えることも大切です。
室温は大人が快適と感じる温度を目安にしましょう。
体を清潔に保つために発熱中は体を拭き、着替えをします。
入浴は、発疹があっても解熱して機嫌が戻り、元気がでてくれば大丈夫です。ただ疲れやすいので短時間で済ますようにしましょう。
兄弟や家族内の感染予防のために、タオルや食器、おもちゃの共用は避けましょう。
おむつ交換後、食事前、子供のお世話の後には石けんと流水での手洗いをしましょう。
子どもの初めての病気として親が洗礼を受ける代表的な病気ですが、突然の発熱やけいれんなど驚くこともあると思います。
知っておくことで落ち着いて対応できるといいですね。
授乳時にチュパチュパ音がするとき(4月15日)
こんにちは、しんしろ助産所です。
ミルクやおっぱいを飲むとき、舌打ちをするようにチュパチュパ、チュッチュと音の鳴る子が時々います。
一般的に、このような音が鳴るのは吸い着きが浅く、咥えた乳首が外れてしまっている状態と考えられます。
吸い着きが浅いとミルクやおっぱいをうまく飲めなかったり、ママの乳頭に痛みがあったり、トラブルにつながってしまうことも…
そのため、「深く含ませるようにしましょう!」と言われます。
ただ、音が鳴るといっても状況はさまざま。
- 生後間もない頃からずっと鳴る
- 生後数週間、数か月経ってから鳴るようになった
- 授乳のたびに鳴る
- 毎回ではないけど鳴る時がある
- 飲み始めから鳴る
- 授乳の途中から鳴る
また、乳房の状態や赤ちゃんの飲み方などもそれぞれです。
そんな時は授乳の様子を見せてもらったり、お話を伺うことでそれぞれの状況がわかることもあります。
なかには舌小帯短縮症の影響が疑われる子もいます。
程度の差もあり、詳しくは口腔外科などで診てもらわないとわかりませんが、舌を上にあげた時の裏側の小帯が短く、舌をうまく前に伸ばせない状態です。
音が鳴っていても痛みやトラブルもなく、しっかり飲めている場合もあります。
また、「深く咥えさせる」と言葉で言うのは簡単ですが、実際に行うのはコツがいるもの。
授乳時の音が気になるという方は、まずはお気軽にご相談くださいね。
通学路を歩いてみよう(4月9日)
こんにちは、しんしろ助産所です。
入園・入学を迎えられた皆様、おめでとうございます。
助産所にも「今年入園です」「1年生になりました」などのうれしい報告をいただくことがあります。
「あんなに小さかった子が大きくなったなあ…」と感慨深い気持ちです。
入学すると多くの場合、子どもだけの登下校となります。
あらかじめ道順や交通状況、危険な場所の確認はされたと思いますが、少し学校に慣れた頃に子どものペースで一緒に歩いてみると良いかもしれません。
「石を蹴りながら歩かないようにしようね。」
「ブロック(縁石)に座って休憩するのは危ないね。」
「これはきれいな花だけど、毒があるんだよ。」
「ここは車から見えにくいから、飛び出すと危ないね。」
「見守り隊の人だね。こんにちは。」
意外なところで休憩をしていたり、興味に誘われて寄り道をしていることもあります。
実は「野草や木の実を食べていた」といった全く想像もしていなかった面が見えるかもしれません。
また身近な危険を教えるだけでなく、困ったときは信頼できる大人に相談することなどを伝えておくと安心です。
新緑やサツキなど春の景色を楽しみながら、今一度安全を確認してみてくださいね。















