認知症の種類と特徴
認知症とは、脳の障害によって認知機能が低下し、日常生活や社会生活に支障をきたすようになった状態をいいます。認知機能は、記憶・思考・見当識・理解・判断・言語・学習など、日々の生活を自立して暮らしていくための重要な機能です。この認知機能が低下すると、日々の生活をひとつずつこなすことや対人関係に支障をきたすようになります。
アルツハイマー型認知症
物忘れから始まることが多くあります。段取りがうまく立てられない、気候に合った洋服が選べない、服薬の管理ができないなどの特徴があります。
レビー小体型認知症
初期は記憶障害が目立たないことが多いです。幻視・幻聴・睡眠不調・小刻み歩行・手足の緊張、転倒、薬の副作用が起こりやすいなどの特徴があります。
前頭側頭型認知症
初期は記憶障害が目立たないことが多いです。社会的な常識に適応しない言動、同じ行動を繰り返すなどの特徴があります。
血管性認知症
脳梗塞、脳出血、動脈硬化などの疾患によって、一部の神経細胞に栄養や酸素が届かなくなり、神経細胞や神経ネットワークが壊れたりすることで、記憶障害や言語障害などが現れます。アルツハイマー型認知症などと比べて、早いうちから歩行障害も出やすいという特徴があります。
その他
正常圧水頭症、脳腫瘍、アルコール中毒などにより、認知症状がみられることもあります。
加齢による物忘れと認知症による物忘れの違い
加齢による物忘れ
1.体験した一部を忘れる
2.忘れたことを自覚している
3.ヒントを出すと思い出せる
4.曜日や日付を間違えることがある
5.日常生活に大きな支障はない
認知症による物忘れ
1.体験したこと自体を忘れる
2.忘れたことを自覚していない
3.ヒントを出しても思い出せない
4.年次や日付、季節が分からなくなる
5.日常生活に支障がある
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新城市 健康福祉部 高齢者支援課
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