医療安全管理は、安全な医療を提供するために何が必要か考え、必要な施策を実行することです。医療安全対策室は、その実務を担当しています。
医療安全対策室は、副院長を責任者として、専従看護師1名、兼任薬剤師1名・事務職1名で構成されています。
5S活動を推進して、事故を未然に防ごう。
<5S活動とは?>
整理・整頓・清掃・清潔・躾の五つを言います。
この“5S活動”を行うことで職場全体をよく見るようになり、今まで気づかなかった問題の顕在化が進み
- 安全に対するリスクの低減
- 業務の効率化
- 職場の活性化
を目指しています。
当院の医療安全管理体制は、病院全体の医療安全を管理・指揮する安全管理対策委員会、各職種・部署のリスクマネジャーからなり、安全な医療の提供と質の向上について検討するリスクマネジメント部会、感染対策活動を行っている院内感染症対策委員会、褥創の予防やケアを推進する褥創対策委員会、職員の安全と健康の確保及び、快適な職場環境実現を目指す安全衛生委員会と医療安全対策室からなっています。
1.インシデント・アクシデント報告の集計・分析・活用
- インシデントレポートシステムになり、院内すべての報告を収集・分析し再発防止や業務改善に努めています。
2.安全対策マニュアルの策定
- 医療事故防止のための各種マニュアルの作成および改訂を行っています。
3.各委員会との連携
- 安全管理対策委員会・院内感染症対策委員会・褥創対策委員会・安全衛生委員会など 。
4.リスクマネジメント部会の運営
- リスクマネジャーと連携し組織横断的な活動の推進。
5.職員研修の企画・運営
- 職員の医療事故防止に関する教育・研修を目的に勉強会や院外講師を招いた講演会の企画・運営。また院外研修参加の奨励などを行っています。
6.安全ラウンド
- 病院内巡回を行い、職員の安全対策マニュアル遵守の状況把握と指導や環境整備に対する助言を行っています。
- 当院では、患者間違いを防ぐために、外来診察時・検査や処置時にお名前を名乗っていただいてご本人かどうかを確認させていただいています。また、入院されました場合、リストバンドをつけていただいています。
- 各種伝票類・点滴注射のビンなどに患者様のお名前がかかれています。最大の注意を払って間違いのないように準備をしていますが、患者様も可能であればご自身のお名前を確認していただくようにお願いします。
- 入院される時または、初めて診察を受ける場合、今飲んでいらっしゃるすべてのお薬(健康食品、サプリメント、自己注射のインスリンも含む)を教えていただき、またできる限りお持ちいただいています。(おくすり手帳や薬の説明書もありましたらお持ちください)これまでの治療の継続や今後の治療方針を立てる上での大切な情報となります。
- 入院生活をおくる病院の環境は、住み慣れた家庭とは異なります。環境の変化に加え病気や怪我による体力や運動機能の低下により思いがけない転倒やベッドからの転落の危険性があります。転倒・転落予防に十分注意していますがより安全を高めるために、ご家族も含めて患者様の情報を医師・看護師・理学・作業療法士と共有し、転倒・転落防止の予防策を検討させていただく場合がありますのでご協力をお願いします。
- その他いろいろなお気づきの点、不安な点、疑問点、心配事などがございましたら遠慮なく職員に声をかけてください。