CT撮影
X腺を使って身体のあらゆる部位の断面図を得ることができます。MRIとともに、現在の放射線課の主力となっている検査です。
当院のヘリカルCTは、1回転で80枚の断面写真が取れるマルチスライスCTです。従来型のシングルスライスのヘリカルCTでも高速撮影が可能でしたが、マルチスライスになると検査時間がさらに短くなり、本当にあっという間に検査が終了します。また、三次元画像も容易に作れます。
CT検査装置
(80列マルチスライスCT)
CT検査でわかること
CT検査は3大成人病である、脳卒中や、がんの発見に大変威力を発揮します。
脳卒中では一般写真では見ることができない出血の広がりや場所を画像としてみることができます。また、造影剤を使用することによりくも膜下出血の原因である動脈瘤の位置を特定できることもあります。
がんに対してもCT検査は有用で、短い時間で広い範囲を撮影できるので、呼吸によるブレも少なく、がんの大きさや形まで見ることができます。また、造影剤を使用することにより病変の性状まで知ることができます。
マルチスライスCT
マルチスライスCTは全身を高速で高分解能に撮影できる利点があり、10秒程度の息止めで胸部から腹部までの撮影が可能です。特に、造影CT検査では造影剤を急速に注入することによってダイナミックCTや3D-CTアンギオが容易に施行可能です。
また、最新の64列マルチスライスCTでは心電図を同期して撮影することによって、心臓の栄養血管である冠状動脈の描出が可能となりました。撮影線量については、体格を考慮して自動的に線量をコントロールするシステムを使用することによって、線量の最適化を図っています。
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