新型コロナウイルス感染症における検査および陰性証明書等の発行について

最近、「無症状だが心配なので検査をしてほしい」、「陰性の証明書を発行してほしい」とのご要望をいただきますが、当院では、こうした検査や陰性証明書の発行はしておりません。また、新型コロナウイルス感染症から回復された患者さんに対し、職場復帰する際に、「感染していない」、「治っている」ことを証明する目的での証明書（治癒証明書）も発行しておりません。

なお本件については、新型コロナウイルス感染症に伴う就業制限の解除に当たって、職場等への陰性証明書の提出は必要ないことが厚生労働省の通知（※）で示されています。

※「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律第18条に規定する就業制限の解除に関する取扱いについて」（令和2年5月1日付け事務連絡厚生労働省新型コロナウイルス感染症対策推進本部）
https://www.mhlw.go.jp/content/000627457.pdf（外部サイト）

（一部抜粋）
現在、PCR 検査は、医師が診療のために必要と判断した場合、又は、公衆衛生上の観点から自治体が必要と判断した場合に実施しています。そのため、医師や自治体にPCR 検査が必要と判断されていない労働者について、事業者等からの依頼により、各種証明がされることはありません。
また、新型コロナウイルス感染症患者については、医療保健関係者による健康状態の確認を経て、入院・宿泊療養・自宅療養を終えるものであるため、療養終了後に勤務等を再開するに当たって、職場等に、陰性証明を提出する必要はありません。