新城市消防団総合計画

人口減少に加え超高齢化社会の進展等により、今後、新城市消防団を取り巻く環境は一層厳しさを増すことが予測されるなか、全国各地では地震や風水害など大規模災害が頻発し、住民が消防団に求めるニーズは増加傾向にあります。このような環境のなか、新城市消防団にとって、この先どのようなかじ取りが必要になるのでしょうか。その答えが、この「新城市消防団総合計画」によって示されました。
計画が目指すもの。それは、これからの新城市に必要な消防団員を将来にわたり持続できる組織になること。その将来像の実現のため、3つの施策の柱である「施策大綱」を掲げます。火災や台風などの風水害、またはいつ発生するとも限らない大地震から市民の生命、身体及び財産を守り抜くことができる組織の「かたちづくり」、過酷な災害現場でも迅速、確実な活動ができ、活動する団員自身を守るための「ものづくり」、災害対応に必要な深い知識と高い技術を身に付けた団員の育成と、本業の傍ら消防団活動に尽力することができる環境と活動に等しい処遇を整えるための「ひとづくり」。これら3つの施策大綱が相互に関係性をもつことで、総合的な組織づくりが可能となります。
そして、この計画が描く組織の具現化には、消防団と地域との更なる連携が必要となります。「地域を守る消防団は、地域が生み出し、地域が育み、地域が守る。」という関係性を築くため、持続可能な組織を目指す消防団に、深いご理解と絶大なご支援をよろしくお願いします。