鳳来山東照宮参道の石階段

 鳳来寺山表参道の、坂の内九町の石段を登り切った所に鳳来寺があり、ここからさらに杉木立の中を東へ進むと、左側石段上に東照宮の朱塗りの鳥居が目に付きます。この鳥居をくぐると東照宮の境内(けいだい)で、少し進むと左手に樹齢約400年の杉の大樹が茂り、この杉の中の石段を上がると東照宮の社殿となります。

  慶安元年4月、徳川家光が日光の東照宮に参詣した時、東照宮縁起に「家康の父君広忠公が、良い世継ぎを得たいと思われ、北の方(於大(おだい)の方)とともに鳳来寺に参篭し、祈願したところ、その効あって家康が授かった」と記されてあるのに感銘をうたれ、鳳来山東照宮の建立を発願され、慶安4年4代将軍家綱の時代に完成しました。

  鳳来山東照宮建立後は、神仏一体の制のもとに祭事その他一切を鳳来寺が行ってきましたが、明治5年の神仏分離令により独立し、現在日光・久能山とともに、日本三東照宮と称されています。昭和28年に、本殿・拝殿・幣殿・中門・左右透塀・水屋が国の重要文化財に指定され、これまでに4回の大修理が行われています。

  

  

 

 

鳳来寺山仁王門

鳳来寺山仁王門の写真

鳳来寺山表参道の石段をのぼり、2丁目にある鳳来寺の山門。聖武天皇がご病気になったとき、お后の光明皇后が鳳来寺に祈願され、全快されたことから「鳳来寺」の書をしたため、寺に贈られたといわれており、門の上部に今でも掲げてあります。