吉田川井堰引船図 附 井堰御普請関係文書
種別、名称
(歴史資料) 吉田川井堰引船図 附 井堰御普請関係文書
平成16年12年21日 指定
所在地
新城市乗本、長篠
説明
絵図:大きさ(縦159cm×横182cm)彩色あり、材質(和紙)
文書:「嘆願書 2通」並びに「見分書 1通」
大きさ(縦24.2cm×横16.3cm)
年代:天保11年(1840)年(うち、嘆願書1通は天保10年)
内容:豊川(吉田川)の舟運の井堰修理における完成予定絵図と普請嘆願及び見分関係文書
吉田川(豊川)の舟運は、戦国時代から行われていたとされ、正保元年(1644)年には、乗本村(現 新城市乗本)でも通船が始まったと言われている。江戸時代の乗本村の舟運は活発で、絵図の裏書にあるように乗本村は、川船を所有する各村々の惣代となっていた。
この絵図の井堰は、吉田川中流域の日下部村~養父村(現豊川市 一宮町字豊津~金沢)に敷設されていた。指定物件は、井堰が壊れて川船の交通に不便をきたしていたことから、役所へ修理の嘆願をするため、代官所(東上分一御番所)に提出した陳情書とその見分のための資料として付けた絵図の写し(控え)である。
この絵図の特徴は、人が描いてあるところや印鑑を打って割り印がしてある所が挙げられる。
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