四谷の千枚田 (よつやのせんまいだ)

先人は、重労働に耐えながら手作業で急峻な山肌を開墾し、とうとう階段状の見事な田んぼを作り上げました・・・
古き良き日本の原風景に会える場所・・・『四谷の千枚田』

 

写真夏 写真秋 写真冬

 

 

四谷の千枚田の特徴

  • 千枚田横千枚田のある四谷地区は鞍掛山(標高883メートル)の南西斜面に広がる山間集落で、石積みの棚田は、標高220メートル付近から鞍掛山頂に向かって標高420メートル付近まで広がっており、その標高差は約200メートルにもなります。また、棚田は、鞍掛山を水源に持ち、四谷の千枚田を囲むように山あいに大代、大林、身平橋、田の口の4集落で構成されています。
  • 鞍掛山の中腹からこんこんと湧き出てくる水は、毎秒20リットルで涸れることも無く、昔から大雨が降っても濁らず、生活排水の混入もなく、石積み水路と透明感のある清水が三筋の沢として流れ、棚田を潤しています。
  • 傾斜地山林を苦労して開墾し、構築された石積みは、鞍掛山の転石や山崩れで流出してきた石だけを積んだ棚田であり、また石積みの土地に家屋も建築しており、独特の石垣風景を呈しています。これらの自然石による石積み棚田、鞍掛山、豊富な水が正面から一望できる素晴らしい光景は訪れる人の心を和ませています。 

 

四谷の千枚田の歴史

  • 田植え四谷の千枚田には悲しい出来事がありました。
    明治37年7月10日、午前11時頃、梅雨時の長雨と雨台風で鞍掛山に隣接する通称、貧乏山から山崩れ(山津波)が起こり、死者11名、家屋流失10戸という大惨事をもたらしました。山津波は人も家ものみ込み、沢に沿って約600メートル下方まで流れ出し、沢沿いの棚田はすべて崩壊してしまいました。
  • 先人たちはこの不幸にもめげず、近隣集落の暖かい支援のもとに鍬とモッコで棚田復興に全力を注ぎ、わずか5年ほどで堅牢な石積みの棚田に蘇らせました。
  • 先人たちの血と汗の辛苦を耕作者や地域の人々は風化させることなく、先祖の残した偉大な財産、棚田を使命感をもって守り続けています。

 

千枚田の魅力・能力

  • はざ掛け山の傾斜地に作られた千枚田は、そのあぜや石垣によって大雨の際の土壌浸食を防ぎ、またその保水機能によって調整池の役割を果たし、水が一気に流水するのを抑える災害防止機能を備えています。
  • 山の斜面や丘陵地に段々と折り重なり、その曲線美を見せる四季折々の棚田の風景の美しさは、はるか太古の昔から日本の原風景として日本人の心に潤いとやすらぎを与えて来ました。
  • 「四谷の千枚田」は大雨でも濁らない湧き水を持ち、おいしい米(棚田米)を生み、四季折々に多彩な表情を見せてくれて奥深い魅力を秘めています。常に水をたたえて豊かな緑を育む田は、様々な動植物にも生息空間を提供しています。「四谷の千枚田」ではモリアオガエルの卵も見られます。

 

鞍掛山麓千枚田保存会

  • 水鏡千枚田の保存活動を通じて、農業労働力の確保と農業振興及び地域の活性化を図るため組織されたグループです。活動内容としては耕作放棄地の解消に取組むとともに「田植え体験」「稲刈り体験」「生き物観察会」など都市と農村の交流も図っています。この他にも水路、里山の環境整備を行い、美化活動にも取組んでいます。
  • 「四谷の千枚田だより」を毎月発行しています。

 

 

アクセス

 交通案内(自動車:新東名新城インターから約30分)

新東名新城インターを出て「新城インター」交差点右折 → 国道151号線「有海」交差点信号左折
 → 国道257号線「長楽」信号右折 → 「海老」信号左折 → 稲目トンネル手前「海老池貝津」信号右折 → 現地

ナビ案内

新城市四谷230

千枚田だより

「千枚田だより」は地元の鞍掛山麓千枚田保存会が、毎月発行している四谷の千枚田の情報満載のたよりです。