乳岩と乳岩峡
乳岩と乳岩峡
JR飯田線の三河川合駅で下車し、北に向かうと宇連川と乳岩(ちいわ)川の合流点になります。ここから乳岩川に沿った渓谷を乳岩峡といいます。清流に洗われた白い河床を見ながら2キロメートルほど進むと車道は終わり、桟敷岩が現れます。幅4~9メートル、長さ100メートルあり、浸食段丘と考えられています。さらに苔むした巨岩をぬって進むと、空が開け、目の前に乳岩の岩壁が姿を現します。
乳岩と乳岩峡は、昭和9年に国の名勝天然記念物に指定されました。一帯は流紋岩質凝灰岩が分布し、それを乳岩川が削って深さ200~300メートルのV字谷を作っています。675メートルの乳岩山にはいくつかの洞窟があります。中でも最大のものが乳岩で、凝灰岩中に含まれる石灰分が溶け出して天井部に乳房状の鍾乳石を作っており、乳岩の由来となっています。山頂近くには、通天橋・極楽門といわれる天然石橋があり見る人を圧倒します。渓谷美と奇岩が織りなす絶景は訪れた人々に感動を与えてくれます。

登録日: 2008年1月8日 / 更新日: 2008年1月25日









