阿寺の七滝
阿寺の七滝
種別
国指定名勝・天然記念物
指定年月日
昭和9年1月22日
所在地
新城市下吉田字ハダナシ
301 107 624*63
( 「マップコード」および「MAPCODE」は(株)デンソーの登録商標です。)
説明
日本の滝百選の1つにも選ばれ、巣山高原から流れ落ちる水が、礫岩の断層崖に七段の滝となりこれが七滝である。
下から第1の滝9m。第2は13m、第3は7m、第4の滝25m、第5の滝2m、第6の滝4m、第7の滝2m、計62mの高さである。その中で第2の滝は深さ4m、第5の滝には深さ7mの滝つぼがある。
これは落ちこんだ岩石が、永年の間に水圧に転がされ岩が削れてポットホールとなったものという。なお、下から仰いで見えるのは、第4までである。
この滝は、礫岩にかかっていることと、巨大なポットホール(甌穴)のあることが学術上重要なものとして滝をふくむ約9.1ヘクタールが指定を受けている。
七滝が落ちる断層崖の礫岩は、礫が丸味をおびて20センチメートル前後のものが多い。砂岩、泥岩・花崗岩など中・古生代の岩石の礫から構成されている。
下段より霹靂(へきれき)滝、虎嘯(こしょう)滝、龍攘(りゅうじょう)滝、長霓(ちょうげい)滝、雄飛(ゆうひ)滝、素練(それん)滝、敲壺(こうこ)滝という呼び名もある。
【参考文献】
「目で見る鳳来町の文化財」 平成元年 鳳来町教育委員会
「鳳来町文化財ガイド」 平成10年 鳳来町教育委員会
「奥三河1600万年の旅」 昭和62年 横山良哲

登録日: 2008年1月8日 /
更新日: 2015年6月24日