山ノ神年占(やまのかみとしうらない)
種別
新城市指定無形民俗文化財
指定年月日
昭和33年4月1日
開催地
新城市小畑字大入
(延命寺付近。本殿に向かって右側の小路から山内に入る。)
平成23年度について
平成23年11月27日(日曜日)
午前5時30分より唐土神社出発、午前6時30分より山内で開催予定
説明
地元では「おためし」と呼ばれるこの行事は、小畑地区に古くから伝えられてきた神事で、毎年旧暦11月の初申の日の未明に行われます。
東の空が白み始める頃、神事は始まります。唐土神社を出た氏子総代は山の神、愛宕社を祀る山中に入ります。両祠の前には簀の子を敷いた祭壇が設けられ、御幣・女竹の壷に入れたお神酒・小豆飯がお供えされます。
その後、前年のお祭りの日に土中に埋めた瓶を取り出します。この瓶の中には、小豆飯が入れられており、神事は中の状態を細かに調べ、それをそばの沢に流しながら、来年の豊凶を占います。
米・小豆が元の形をどれほど保っているかで作柄の上・中・下が、その量によって収穫の多少を占います。
中の水の量によって、洪水・旱魃の様子を占います。
異物の混入で異変を占います。
占いが終わると、瓶に新しい小豆飯を入れ、再び土中に納めて神事を終えます。年占いの神域は女人禁制となっており、その習わしは今も堅く守られています。
お問い合わせ
新城市 教育部 生涯共育課 設楽原歴史資料館
電話番号:0536-22-0673
ファクス:0536-22-0673
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