会期 2014年4月28日から5月4日
参加都市 新城市(日本)、ノイブルグ市(ドイツ)、ヌシャテル市(スイス)、ニューカッスル市(南アフリカ)、ニューカッスル・アポン・タイン市(イギリス)、ニューカッスル・アンダー・ライム市(イギリス)、ヤンピルス市(ラトビア)、オンタリオ州ニューキャッスル市(カナダ)、ノヴェ・フラディ市(チェコ)、ニイボーグ市(デンマーク)  以上9ヶ国10都市

開催地 チェコ共和国 ノヴェフラディ市
人口 約2,500人
位置 プラハの南約150km  
特長 南ボヘミア地方にあり、オーストリア国境付近のまち。要塞の役割を果たしていた「古城」と、宮殿である「新城」を拠点に観光客を魅了している。
 冷戦中は、電気柵の鉄の壁が国境に敷かれ、暗い時代が続いていた。民主化された後も、冷戦時代を忘れないため、鉄の壁を遺構として残し、後世に平和の大切さを伝えようとしている。

 第9回となる世界新城アライアンス会議がチェコ共和国・ノヴェフラディ市で開催され、新城市からは市長代理1名、市民代表1名、青年代表5名、事務局3名の計10名が参加し、討議セッションなどに参加しました。
 2012年のイギリス会議以降、年4回の季刊誌「Newcastles of the World Newsletter」が発刊され、専用ウェブサイトが運用されるなど、各都市間の情報交換が活発化しています。その重責をになっているのが、ボランティアで事務局の任に就いている、イギリスのデイビッド・フォークナー氏です。今回の会議で、正式に、イギリスのニューカッスル・アポン・タイン市に事務局を置くことが決まり、今後は各都市で負担金を出し合って、より良いアライアンスへと作り上げていく約束がなされました。


 

デイヴィッド・フォークナー氏(右)と奥さんのギッタさん(左)

 

主なスケジュール                                              

4月28日

  • 各国代表団到着
  • 歓迎行事

4月29日

  • 参加都市紹介プレゼンテーション 
  • 討議セッション1日目(一般/青年)
  • ギフト交換
  • 歴史的建造物を利用した成功事例の視察など

4月30日

  • 討議セッション2日目(一般/青年) 
  • 鉄の壁屋外博物館視察
  • 文化プログラム、立食パーティ

5月1日

  • 討議セッション3日目(一般/青年) 
  • 首長・代表者会議
  • オーストリア側視察
  • 国際ダンス大会

5月2日

  • 青年セッション報告会(全体会)
  • 共同宣言書調印
  • 世界遺産、工場視察
     世界遺産のまち「チェスキークロムノフ」
     田舎バロッグ様式の村「ホラショヴィツェ」
     ビール工場「ブドヴァイゼル」 

5月3日

  • 最終討議(全体会) 
  • ノヴェフラディ広場市民マーケット(ニューキャッスル展)
  • さよならパーテイ
     カナダから次期会議の招待状が披露されました。

5月4日

  • 東ボヘミア地方の ノヴェフラディ市視察

 

 世界新城アライアンスのウェブサイト
 http://newcastlesoftheworld.com/

 

 

世界新城アライアンス共同声明

<和訳>

 異なるニューキャッスル[新城]の代表者は、第9回の会合のため2014年4月28日から5月4日の間、チェコ共和国ノヴェフラディに集った。日本国新城市により開始された当初の意図に従い、我々は継続的に意見を交換し、理解、友情、結束を深めてきた。我々の市・町をつなぎ、それぞれの市民にとって相互に利となる国際的ネットワークを成功裏に構築し、維持してきた。

 

 各ニューキャッスル[新城]を代表し、我々は以下のプログラムの発展に資する最善の方策をとっていくことで合意した:

 

  1. 資金確保の方策については、我々の合意に基づき、合意された計画の進展に責任を持つ有償の事務局立ち上げのため、可及的速やかな日程で資金提供を行うこととする。 
  1. 我々の主要な共通関心事を進める実際的な方策に関して、情報および最優良事例の共有化、および支援を行っていく。共通関心事としては以下の事項が挙げられる:
    • 特に若者のための雇用機会創出。それを支えるスキル開発も共に行う。
    • 我々の地域社会において、低価格の住居を必要とする人たちに提供する新たな構想の開発。
    • 地元リーダーおよび各種機関とそれらのサービスを受ける住民・地域社会との間にあるコミュニケーションや参画面でのギャップに目を向ける。
    • 高齢者を意識したサービスを支援する。彼らのニーズに対応しつつ、高齢者の経験や社会に貢献できることにも意識を向ける。
    • 郊外型大型店舗やオンラインショッピングが拡がる現状において、市街・地域中心地区の活力を維持する。
    • 市内の歴史的建造物の新たな活用法を開発し、それを実行するための資源を特定する。
    • 未来の世代のため、我々の環境を保護し持続させる。その中には周辺の農地や林業も含む。
    • 追加的な関心事(一部のニューキャッスルで特に重要な課題)も進展させる。例として、不平等、差別、市民としての義務放棄や無関心などへの取り組みといった、市民アイデンティティの明確化に関する課題や、新たな人々の流入を歓迎するより共生的な社会を作り出すことなどがある。
  1. 我々の間におけるコミュニケーションを向上させる。その手段として:
    • 行政担当者、政治家および関係者や機関の中で、窓口担当者を選出する。窓口担当者は、主導的役割を果たし、情報を提供し、必要に応じて素早く前向きに対応する。
    • 我々のオンライン上の内容と機能性を向上させる:導入するものは、懸念事項、考えや最優良事例を共有する議題ごとのフォーラム(メンバー限定のものとオープンアクセスのもの両方);各市のウェブサイトからNewcastles of the Worldウェブサイトへの明確なリンクである。
    • 分野や関心の範囲によって、個々のニューキャッスルの連絡先を共有することは、個別の合意による。
    • すべての世界ニューキャッスル[新城]のバーチャルおよび/もしくは印刷した刊行物を作る。これをもって、連絡、交流、広報の基本とする。
    • イベントや活動のカレンダーを作り、更新していく。これにより、互いのプログラムを推進するとともに、日程がかち合うのを避けることができる。
    • サイトのスポンサー/管理、広告などを通しての収入生成の機会
    • Facebook、ツイッターおよびその他のソーシャルメディアをより積極的に活用する。サイト管理や責任を持ち回りでおこなうことになるであろう。
  1. 共有的観光戦略および市のブランディングを創出する。これは経済発展を牽引する鍵となる位置づけであり、その要素は以下のようになるであろう:
    • デジタル/ソーシャルメディアを基盤とするつながりのプラットフォーム。これは各市の市民および訪問者/投資家に資するものとして機能するが、同時に、できるだけ多くのニューキャッスルの参加を円滑化するように設定する。ヌシャテルが開発した “Omni City[オムニシティ]” モデルが、前述の共有プラットフォームの基盤として活用できるかを、我々全市で検討する。
    • あるニューキャッスルからほかのニューキャッスルを訪問するすべての人への利便提供を相互に保証するニューキャッスル観光パスポートまたはカード。ノヴェフラディのモデルを、その開発の基本として検討する。
    • 共通または共有ブランディング。その基盤となるのは、伝統/遺産(城、その他の歴史的建造物、産業的遺産および再生);文化と祭り;周辺地域に広がる自然美への入り口としての我々のまち、などである。
    • 各市のインフォメーションセンター、オンライン、または展示会などで使用できる、適切な一連の広告宣伝資料
  1. ビジネスおよびビジネス関連団体間の連絡や機会の発展を奨励する。特に、オンライン上での提示や、商工会議所における関心事、貿易・研究開発・その他の協働可能性のある重要なビジネスセクターについての情報交換を通しての発展を促す。
  1. EUおよびその他の国際資金源に対し、共同申請の機会を探る。共同申請は、その申請が自分の市にとって適切であると望み、必要な場合には不足分の補てん方法を見つける意思があるニューキャッスルによるものとする。初期段階で、可能性のある分野としては:国際交流プログラム;職業経験および研修;合唱、伝統音楽およびその他の創造的文化・工芸プログラム;保護と再生;地元中心地の活力維持;政策決定機関および市民の誇りイニシアチブへの取り組みなどがある。Erasmus + [エラスムス・プラス]、Europe for Citizens、および文化プログラムが最も国際的基金の対象となりそうであり、仕事とスキルも社会的基金の対象となる見込みがある。
  1. 2014ユースカンファレンスによって作り上げられ提示されたアジェンダに対応する。個々の、そして総体的ニューキャッスルとして、前向きな意思を持ってこれを将来のビジネスプランの中で支援していく。そして、今後の会議において、すべての代表団がユース参加者を加えるよう、我々のメンバーに推奨する。代表団内のユース参加率のガイドラインとしては25%とする。
  1. 我々の間において、教育、文化およびビジネスのリンクをさらに進展させる。特に、学校;大学;商工会議所;遺産(城、博物館、美術館)に焦点をあてる。パートナーシップの中には、1対1のものもあれば、共通の性格や興味のあるいくつかのニューキャッスルの間におけるものもあり、また全ニューキャッスルを巻き込む形のものもあることを認識しておく。
  1. カナダ、オンタリオ州ニューキャッスルが2016年第10回会議を主催するという招待を歓迎し、これを受けるものとする。

2014年5月2日

 

 

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