補正予算に修正案
報道にあるとおり、昨日は提出議案のうち、3月補正予算案については本会議での質疑の後、修正案が提出され、賛成多数で可決された。つまり市長提案の一部が議会によってしりぞけられ、それをのぞいた原案が成立した、ということになる。
ことがらは休止中の市民プール再開にかかわること。再開の提案に議会意思としては、現状では「ノー」と決せられたことになる。
「市長弁明せず」で、私の再開提案にいたる経緯や理由、所要財源にかかる措置の検討などについては、議会での正式提案や答弁以上のものを蒸し返すことは慎みたい。
本会議終了後、報道機関から取材があり、「市長提案が否定されたことになるが」とのお尋ねだったので、「プール再開への思いが理解されなかったのは残念だが、議会討論は実のあるもので、本来こうあるべきという議論がかわされた。その結果の修正であるから、議会決定に従うのみだ。もとより市を2分して争う案件ではないし、本件については議会意思を尊重するとあらかじめ明言してきた」と、お答えしておいた。
2月20日付けブログ『「開かれた議会」考』で、こう書いた。
~予算の審議と決定は、議会の場にもちこまれるわけだから、この議会をしっかりとウォッチしてもらえれば、理解がされるはず。なのだが、現状の議会討論が、市民にとって十分に分かりやすいものになっているかということについては、市民目線でもう一度検証する必要があるのではないか。
いずれにしても現状で「よし」としてはいけない。
論点、争点がしっかりと整理され、多角的な議論がかわされて、その議論を通じてよりよい結論に導かれるような、そんな議会討議をつくっていきたいと思う。~
と。
昨日の議会、いままで目にしたことのない光景が繰り広げられた。
市長提案を修正する場合は、原案を否決して、再度組み替えられた市長提案を待って態度を明示する、という方法と、原案に対して議員提案による修正案を提出する、という方法があるわけだが、昨日は後者がとられた。
そうすると、提案者が提案理由を述べ、それに対する質疑が行われ、質疑の後に賛成、反対の討論、議決、という手続きを踏むことになる。これはすべて議会議員同士の議論。逆にいうと、この場面では市長側はいっさい口をさしはさむことができない。
昨日は次々と質疑者、討論者が立ち、賛否まじえて半数近くの議員が発言された。
それに耳を傾けてみれば、それぞれの見解の、成り立ち、背景、主要論点などが、とてもよく分かる。昨日のテレビ中継は午前中だけで、この部分は対象にならなかったわけだが、傍聴者はかなりおられた。皆さん、どうご覧になられただろうか。
昨日の討議、決定が「よりよい結論」であったかどうか。次は、市民全体が判断・評価することになるだろう。
「予算がついた、つかない」ではなく、市財政全体と施策全体のなかで、どんな配分が望まれるのか、優先度や緊急度の高いものはなにで、どんな合理的理由によってその事業が説明されるのか、こういうことが、広く市民良識として議論されるならば、市民自治社会は半ば以上達成されたことになるだろう。
昨日の議会討論を聞きながら、われわれは確実にそこに向かっていることを確信した。

テレビ中継された議会。
市役所ロビーにて。









