友
ご存知のように昨年、学内の「禁煙指導室」の問題をめぐって、全国ニュースになり、識者のコメント等ふくめ大きな関心を呼んだ。
同校は、今年で13回目の卒業式を迎えるが、不登校生徒を受け入れ、偏差値教育や管理主義教育から決別しようとの高い理想を掲げて建学された。設立にあたっては全国規模の支援や寄付をつのり、たくさんの文化人も賛同に名を連ねて、新しい「市民立」高校としても注目を集めた。
開学の場所に旧鳳来町・黄柳野地区が選ばれ、「人里はなれた」草深い地の全寮制高校としてスタートしたので、以来、私どもの地域とのかかわりが持たれており、私も鳳来町長時代、新城市長時代と、毎年卒業式には参列して、祝辞を述べさせていただいている。
高い理想は、いつでもきれいごとではすまされない、泥まみれの現実で検証され、鍛えられる。そしてこんなときだからこそ、卒業生や在校生に地元市の気持ちを伝えたいと思い、気を張りつめて式に臨んだ。
校長式辞、理事長祝辞ともに、率直で、温かい励ましの言葉で貫かれたものだった。
私は、次のことを生徒皆さんに伝えた。
よく、苦しいときほど、ほんとうの友かそうでないかが分かると言われる。去年の事件のとき、私ども市にもいくつか問い合わせがあった。まわりがどう言おうと、真実は現場で苦しむひとが一番よく知っている。
私は、校長はじめ教職員みなさんの考え方を存じ上げていたので、さほど心配はしていなかった。きっと間違いない対応をされるだろう、と。
間違いない対応というのは、保身のために他に責任を転嫁したり、世間に向かって生徒を売り渡したりすることは絶対にない、ということだが、事実、先生方はそのように行動された。建学の理念どおりに、学校は皆さんを守り続けた。
13回の卒業式を迎え、1,000人をこえる黄柳野高校の卒業生が世に出た。私は、黄柳野の卒業生のネットワークが、日本の社会のなかに新しいものをつくりだす日がくることを心待ちにしている。いや、すでに多くの卒業生がそのための努力を日々刻んでいるに違いない。
ここで得た友が生涯の友となるように、その絆を大切にしてほしい。
新城市もまた、黄柳野学園の友であり続けることをお約束する、と。
卒業生、在校生皆さんとも、真剣に聞いてくれたと思う。
・・・来年はどんな卒業式が迎えられるだろうか。負けずにがんばってほしい。
昨日(2月22日)新城市文化会館で、「愛知県民俗芸能大会」が開かれ、たくさんの来場者で大ホールがうまった。
西尾市から「三河万歳」
半田市から「大獅子小獅子の舞」
東栄町から「花祭り」
新城市から「大海の放下」と「新城歌舞伎」
が出演し、それぞれすばらしい舞台を披露してくださった。












