失業率50%。もちろん新城の話でも日本の話でもない。南アフリカの話だ。

 

 ブログでドイツ・ノイブルグでの「世界新城サミット」についての報告を続けてきた。今日はとりあえずその締めくくり。

 

 会議のテーマ『経済開発』のなかで、南アフリカ・ニューキャッスル代表のプレゼンがあった。

 

 困難な歴史をかかえながら、大きな可能性を秘めたアフリカ。その中でも先端の発展を期待されているのが南アフリカだ。

 

 アパルトヘイト(人種隔離政策)を打ち破って、新しい国づくりにはげむ様が熱く語られたが、一方で50%超という失業率に苦しんでいる。レポートのなかで、盛んに「国民を経済活動(ビジネス)に参加させる必要」が語られていた。経済活動に参加させる・・・・・われわれの余りなじみのない表現ではないだろうか。

 

 失業率50%というのもその別の表現。つまり普通われわれが考える「失業」とは意味が違うということだ。企業倒産や不況の嵐のなかで職を失う、われわれはそんなイメージを「失業」に抱くが、ここではそうではない。

 

 大半の国民がビジネスとしての経済活動に参加していない、もしくはできない、という現状を意味している。

 

 一方では豊富な鉱物資源や安価な労働力をあてこんで、たくさんの外資が活発な投資活動を行っており、政府も産業振興・企業誘致を行っている。

 

 そこでそうしたビジネスと、ビジネスの外にいる人々のすき間を狙って「ブラック・ビジネス」(地下経済)がはびこり、犯罪や疾病の温床となる。

 

 この悪循環を断ち切るために、南アフリカの代表たちは、「子ども・若者こそわれわれの未来」と言い切り、教育、職業訓練などに徹底的に力を入れていると、語ってくれた。

 

 彼らの語った新しいテーマ、それが、

 My  youth  is  my  New  Castle

 

 2010年は南アフリカで、サッカーのワールドカップが開催される。もちろんアフリカ大陸で行われる最初の大会だ。

 

 大きな、大きなエポックとなるだろう。

 

 われわれにどんなエールが送れるか、市民の皆さんとともに知恵を絞ってみたい。

 

市役所

 

 右側レンガ色の屋根がノイブルグ市役所。

 

 風情があります。