このたび新城市は、環境省の「燃料電池自動車啓発推進事業実施自治体」に選ばれ、7月19日から26日までの間燃料電池車を借り受け、さまざまな催しを開催してきた。

 

 多くの皆さんに体験していただけるプログラムも用意した。

 詳細日程をご覧になれます。 

 その一環で23日の半日は、市長の公用車としての使用にあてられたので、自分でもハンドルを握らせてもらった。

 

 ちょうどこの日が作手総合支所での会議だったため、市役所本庁から支所間の、往復にして1時間程度のドライブということになる。このコースは、標高差500メートル近くを一気に上り下りするワインディングルートなので、車の性能や特徴を知るにはうってつけ。

 

 前に電気自動車のレポートを書かせてもらったが(5月12日ブログ)、あの時は工場敷地内の試乗にとどまったので、今回は一般道での体験となり、電動モーター車をより良く知るまたとない機会となった。

 

 結論からいえば、十分な実用レベルに達しているように思えた。凄い進歩だなぁ。

 

 もちろん燃料電池車についていえば、電池コストがものすごくかさむこと、水素ガスステーションの整備が大変なことなどで、まだまだ一般に普及するには時間がかかるだろうし、この点では、家庭用電源から充電可能な電気自動車が先行していると思うが、いずれにしても内燃機関を動力とする車から別の次元へと、時代は急ピッチで進もうとしている。

 

 で、体感的にはどうだったのか。

 

急な登り坂は大丈夫?

きっと多くの人が心配するところだろうし、試乗を終えた私に何人かの職員が尋ねてきたのもそれだった。

 

 エッヘン。
 ちょっと自慢していうと、それはほぼ心配ないことが分かっていた。電気自動車の体験で、電動モーター車の特性が、回転スタート時からいきなり最大トルクを発生させることにあるのを知り、かつその走行感覚を覚えていたので、「これはまず大丈夫だろう」と。

 

 そして事実これは問題なかった。むしろ同出力のガソリン車と比較すれば、ずっとストレスが少ないのではないか。ガソリン車の感覚でアクセルを踏んでいると、逆にスピードが出すぎてしまっているくらい。

 

 裏を返していえば、登り坂に無理があるようであれば、電動自動車に明日はないことになる。

 

 私が心配だったのはむしろ下り坂。発信時から最大の引っ張り力(トルク)が出るということは、ガソリン車のような変速システムを必要としないということ。それが電動モーター車の「新幹線に乗ってるような」気持ちのいい加速感のもとだ。

 

 この長所が、減速時には短所にもなりうる。つまり止まるときはブレーキに頼るしかなく、ガソリン車のようにシフトダウンをさせて減速力(エンジンブレーキ)を高めることができない。

 

 平坦な道であれば、それほど問題ではないが、下り坂ではどうか?

 これも結論から言えば、普通の実用範囲では問題ないと思う。しかしアクセルを離した状態で下へ転がっていくスピードは、エンジン車よりも速く感じた。ブレーキだけが頼りなので、下りのきついカーブでは注意が必要。

 

 となると・・・・この頃のエンジン車ではほぼ標準装備になっているABSとかESPとかに相応する機能は、電動車の場合はどうなるのだろう。車の挙動コントロールでは、何か違いがあるのだろうか。

 

 どなたかご存知の方がいればご教示ください。

 

 と、試乗インプレッションに力が入りました。

 

 電気自動車といい、燃料電池車といい、もはやテストコースでの試作段階を終えて、一般公道での利用へと進み始めている。CO2削減に寄与するのみならず、化石燃料に依存した20世紀を、「人類のまわり道」だったと言い切れるまでに、新しい時代の先導役となっていくのかどうか。

 

 胸をワクワクさせながら見ている。そしてそれを感じさせてくれる体験だった。

 

 ほかに試乗体験された方、ご感想はいかがだったでしょうか?

 

 


 

職員が試乗体験しましたので、感想を紹介します。

 

アクセルを踏み込めば、踏んだだけの加速が得られ、加速力に驚きました。(福田)

 

燃料電池自動車に乗っているというよりも静かな高級車という感じでした。(加藤)

 

助手席で同乗していると、リニモやゆりかもめに乗っている感じです。試乗してみて想像以上のパワーを感じました。(牧野)