「世界一の借金王」?
それによれば6月27日午前8時の段階の「地方をふくむ日本全体の長期債務残高」は、773兆7229億8655万5814円(1秒経たぬうちに変わるのであくまでもメモした時点のことです)。国民一人あたりにすると605万8152円。(このカウンターの数字は財務省の公表資料をもとにサイト管理者が作成したものです)
こういう数字はいろいろなところで聞かされる。われわれ自治体でも、市民みなさんに市の財政状態を分かりやすく知ってもらうために、市債残高を市民一人あたりにすると何十万円、なんてことをよくやらせてもらう。
兆とか億とかの金額は普段の市民生活では縁がないので、一つのイメージをもってもらうためにこうした換算をするのだが、これは使いようによってはミスリードのタネにもなる。
国の借金は赤ちゃんからお年寄りまで国民一人あたりにすると600万円超。国民のニーズにこたえ、福祉、教育、医療、道路、景気対策、インフラ整備、産業振興などなどを行ってきた結果の数字。もはやこのままでは財政が破綻するので、「何をあきらめるかを決めてもらわなければならない」、というわけだ(26日ブログ参照)。
素直で物分りのいい人は、「そうかぁ、そんな借金をかかえてるんじゃ削るところは削らなくちゃいかんなぁ」とか、「国が財政破綻をおこしたら大変なことになるが大丈夫か」とかと考えてくれるだろう。
一人あたり借金とは、要は770兆円を日本の人口で割った数字で、それ以上でもそれ以下でもない。
よく言われるように、けれどこれは事柄の半分にすぎない。日本の政府債務のほとんどは外国に負っているものではなく、国内の投資家に負っているもの。売りがあれば買いがある。とすれば、公債の総額はまた公債保有者の資産額になるので、それを国民一人あたりに割ってみればどうなるか。「行って来い」の関係でイーブン。経済理論家は、「内国債」は財政の弾力性を奪いはするが国民の負債ではない、と説明するだろう。分かりやすく言えば、一つの家計のなかでお父さんがお母さんに借金しているようなもの。
そうかぁ、借金には資産が対応しているのだから心配ないかっ、とも思うが、ことはそう単純でもない。
実は問題はここから始まる。
―続く。

昨日の作手「鳴沢の滝」に続いて、今日も滝の写真を。
やはり愛知景観資源600選の一つ。
鳳来地区「愛知県民の森」内
「大津谷川の不動滝」です。









