『新城ふるさと銀行本店』
連休最終日の昨日(5月6日)市役所の1室で、ある会合がもたれた。表題の「新城ふるさと銀行本店」発起人総会がそれだ。銀行といってもむろん金融機関ではない。
すでにいくつかの新聞紙上で報道されているので、ご存知の方もおられるかもしれないが、ことの起こりはこうだった。
一昨年の夏、市長室に3人の郷土の先輩方がお見えになった。昭和32年に旧・長篠中学を卒業された同級生である。長篠・設楽原の戦いで有名な長篠の地だが、当時はまだ昭和の合併以前で長篠村といった。
戦後復興のまっただ中、高度成長の前夜にあたる時期である。三先輩とも卒業後は大変なご苦労を重ねながら、それぞれ実業界、法曹界、労働界で大成されたが、第一線を退かれる時期になって、同窓会での再会を機に、郷土に何かの恩返しができないかと話し合われるようになったという。
首都圏と地方との格差や、中山間地の疲弊、過疎・高齢化などが大きく取り上げられ、一方では「ふるさと納税」や団塊世代リタイヤ後の帰郷動向などが話題になった時期と重なっている。
皆さんのお話を聞いていると、ふるさとへの思いは並大抵のものではない。親兄弟、恩師、友人たちへの尽きせぬ感謝、美しくも懐深い郷土の自然への愛着、歴史・文化への誇りなどが渾然となって「ふるさと」という言葉に集約されている。
今日の自分があるのはふるさとのお陰だという体験を通した確信。そのふるさとがかつての輝きを失ってしまうかもしれないことへの焦燥。ふるさと再興のために何かができるはずだという希望。
こうした真情を受け止めさせていただいたわれわれは、以来いろいろな話し合いを続けてきた。担当部署を決め、メディアに情報発信をし、広報誌・HPでもお伝えしてきた。思いが少しずつ伝わり、一肌脱ごうという同志が8名を数えるようになって昨日の発起人総会にいたった。
会則にもあたる設置要綱では、組織の目的、活動内容などを次のように定めている。
第1条 本市の豊かな自然と歴史、芸術、文化等をこよなく愛し、その魅力を広く全国に宣伝するとともに、本市の振興・発展に寄与することを目的に、新城ふるさと銀行本店を置く。
第2条 ふるさと銀行本店は、次に掲げる事業を行うものとする。
(1)本市をこよなく愛し、その発展を真に応援してくれる人々の輪を全国に広げること。
(2)自らの知識や経験を生かし、本市発展のために協力や提言をすること。
(3)本市のイメージアップ及び産業振興に関すること。
(4)市政推進に関する助言及び各種情報の提供に関すること。
(5)その他、本市の活性化に関すること。
こうして当初の思いは何とか組織の形をとるようになった。この輪を広げ、より大きな運動と実効性のある事業展開へと歩を進めるには、まだ多くの労を必要とするだろう。しかし苦労は、分かち合える人が多いほどよい。「山の湊」へと向かう船に、別のところから乗り込もうと名乗りを上げていただける方々が各地に現われようとしているのだ。
ふるさとは遠きにありて思うもの。だがまた、いつかは還るべきところ。
自薦他薦を問わず、ふるさと銀行に結集していただける方を募集します。
ふるさと銀行にもゆかりの深い長篠の地。連休中に長篠城址を中心に「長篠合戦のぼりまつり」が開催されました。
メインの5日はあいにくの雨模様。それでも大勢のお客さまがお越しくださいました。ありがとうございました。
また地元奉賛会はじめ関係者の皆さま、ほんとうにご苦労様でした。
合戦行列、和太鼓、居合い演武などは残念ながら中止のやむなきにいたりましたが、火縄銃の演武だけは雨のなかでも行うことができました。
米沢藩稲富流の皆さま、日本前装銃射撃連盟の皆さま、長篠・設楽原鉄砲隊の皆さま、雨のなかさぞやご苦労が多かったと思いますが、あらためて感謝申し上げます。

のぼり祭り43年の歴史中、40年間にわたり欠かさず駆けつけていただいている山形県米沢の稲富流砲術隊の入場。
整列
雨の中でも見事な発射。米沢藩の火縄銃は別称「雷筒(かみなりづつ)」といい、ともかく大音響。はじめての人はだいたい度肝を抜かれます。









