誰を信頼したいか?
最近とても興味深い調査結果に出会った。当地方のシンクタンク(研究機関)が、広域的な地域づくりに関する住民モニター制度を取り入れ、アンケート調査を継続的に行うことになったのだが、その最初の結果が公表されたのだ。
質問項目は多岐にわたるが、そのうちの一つ。「安心して暮らすために信頼していきたい人、機関は何か」として、「自らを信じていきたい」「家族・親類を信頼していきたい」「友人を信頼していきたい」「地域コミュニティを信頼していきたい」「行政を信頼していきたい」の中から選ぶこととされている(複数回答可)。
いまこのブログを読んでいるあなたなら、どうお答えになるだろうか。
このときのアンケートでは次のような結果が出た。
一番多いのは、やはり「家族・親類を信頼していきたい」で、76.4%。次に多かったのが、他を押さえて「行政」の48.5%。以下「地域コミュニティ」が34.5%、「自ら」が33.5%、「友人」が31.3%と続いた。
で、「行政」とは何か、どの行政機関に対する信頼が高いかというと、市町村が70.3%、国22.3%、県3.4%という中身になっている。
これを読み換えてみると、人は家族や親類を頼れなくなったとき、あるいは家族・親類では荷が大きすぎる問題に直面したとき、身近な市町村を頼ることが多い、ということだろう。またそういう市町村行政であって欲しい、という意味でもあるだろう。
これをみて、日本人はまだまだ行政依存で個人が自立できていない、といった分析をされる方がいるとすれば、きっとそれはとても強靭な精神力を持ち、生活にも困ることのない背景をもった方に違いない。
おそらく多くの人は、これを日本社会の普通の姿だと思われるのではないか。これまで市町村行政が担ってきたものの積み重ねが、自治体と住民との間にこのような関係をつくりだしてきたわけだが、それゆえにこそ、家族関係が大きく変容しようとしている今日、従来の延長とはまた違ったテーマが生まれてきたのだ。
これは来週に続けたい。
「美しい愛知づくり景観資源600選」に新城からも多数が指定されたことは前に触れたとおりですが、今日は作手の甘泉寺から2つ。参道と有名なコウヤマキです。
甘泉コウヤマキ









