火縄銃(堺系小筒)
銘/ 地鉄鍛二重惣巻張和泉住摂浪行平信家作
長さ/ 140.5センチメートル
重さ/ 3850グラム
鉄砲を分類するとき、使用する玉の大きさにより、大筒、中筒、小筒に分けることができます。大筒は、30匁(直径26ミリメートル、重さ112.5グラム)以上の玉を使用する鉄砲をさします。中筒は、10匁(直径18ミリメートル、重さ37.5グラム)前後の玉を使用し、小筒は三匁五分(直径13ミリメートル、重さ約13.1グラム)以下の玉を使用します。この火縄銃は、口径が12ミリメートルで、3匁(重さ11.3グラム)玉を使いますから、小筒に分類することができます。
この火縄銃には、銃身に銘が入っています。この銘によりますと、次のようにして、この火縄銃が作られたということが分かります。「地鉄を、銃身となる部分惣てに二重で巻いて張ったものを、鍛えて製作した火縄銃である。この火縄銃の製作者は和泉(今の大阪府)に住む摂浪の行平信家である。」
また、非常に装飾に優れた火縄銃で、特に木部に施された装飾には、唐獅子と牡丹が描かれ、とても美しいものとなっています。この美しい飾金具は、江戸時代の鉄砲職人が丹精込めて製作した最高傑作の一つです。
登録日: 2008年1月8日 / 更新日: 2008年3月19日









