火縄銃

3連発とは何か?

 よく皆さんが見られる火縄銃は、1回弾を発射すると、また、火薬を入れ、弾を込めてという作業をしなければ次の弾を撃つことはできません。

 これでは、効率が悪いということで、3本の銃身を一本にまとめたものが工夫されました。これが3連発の火縄銃です。

 3本の銃身が回転して、引き金を引くと、一番上にある銃身から弾丸が発射されます。
点火の方法は普通の火縄銃と全く同じです。しかし、構造が普通の火縄銃に比べると少し複雑なため、多く造られることはありませんでした。
 今回、資料館ではこの非常に珍しい3連発の火縄銃を展示しています。

  • 全長 81.8 センチ
  • 口径 1.3 センチ
  この3連発の火縄銃には銘がありませんので、いつ誰がどこで造ったかということは全く分かりません。しかし、回転部分の見事な装飾と、3本の銃身を接着する技術、さらにその複雑な構造を克服するなど、かなりの名工が制作したものと思われます。また、制作年代もかなり古く、江戸時代初期の様式を色濃く残しています。しかし、保存状態が非常に良かったために、錆などが全くなく、その古さを感じさせません。