市長あいさつ

 新城・希望都市にむけて 

 新生「新城市」の初代市長として、市政運営にあたり皆さまにごあいさつ申し上げます。
 私自身、先の市長選挙では、市民の皆様の力強いご支援を賜り、市政の舵取り役に就任をさせていただくことになりました。
  新しい歴史を創る者として、責務の重大さを痛感するとともに、大いなる使命感を抱き、全力で市政運営に取り組んでまいる決意でございます。

穂積市長初登庁

  さて、私たちは膨大なエネルギーを傾注して3市町村合併を成し遂げ、ここに新市建設のスタートを切ろうとしています。平成の大合併の先に見えてくるものは、どんな地域社会の姿でしょうか。私は過日の市長選挙にさいしまして「新城・希望都市」を掲げ、改革と建設のプログラムを提示し、有権者皆さまのご判断を仰ぎました。
  平成の合併にあたっては、ともすれば厳しい財政状況がクローズアップされ、特例債等国・県の合併支援策をいかに受けるかという側面に議論が集中されるきらいがありました。しかしこのたびの合併の主要な意義は、そこにはないというのが私の変わらぬ信念であります。

 地域間のまちづくり競争は、すでに始まっています。地域の資源をいかに活用し、地域の特性に見合った最適の生活空間をいかに構築していくのか。地域の英知が問われ、地域の人間力が検証されています。この試練を経て、生み出されるのが「地方都市の時代」だといえるでしょう。
  それは、新しい産業技術や環境技術、情報基盤に支えられ、活力とゆとりを兼ね備え、豊かな自然と歴史・文化に抱かれながら、人生のすべてのステージでの要求を満たすことができるようなまち、巨大さは誇らないが生活の充足度は自慢できる、そんな「地方都市」が出現する時代のことであります。
  奥三河の中核として誕生した私たちの新生・新城市も、そのようなまちとなる可能性を自らのうちに秘めています。合併新市のスタートを切る特例10年間、また第二東名の開通を控えたこの10年間、そしていよいよ本格的な人口減少時代に突入する10年間、この時期に私たちがどんなまちづくりに取り組むかで、希望都市を生み出せるかどうかが決まるといっても過言ではありません。

  私は、新城・希望都市に向かうための9項目からなるマニフェストを掲げました。

  『このマニフェストのめざすものは、「公共」のあり方そのものの刷新です。国が認め、国が指示し、行政官庁が執行するものだけを公共と呼んできたのが、これまででした。このため、公共サービスの拡充がたえず役所組織の肥大化を招き、役所の仕事づくりのために税金を投入するという本末転倒が横行していました。そしてその仕事の効果がほんとうの意味では検証されていないので、いたるところで公金のたれ流しが続いていたのです。

 合併新市が誕生する今こそ、改革の最大のチャンスです。

 公共の担い手は、官庁職員だけではありません。地域のために、隣人のために、子どもたちのために、何かをしたいと願うすべての市民が、公共の担い手です。
  新城・希望都市は、その市民公共活動に税を振り向ける仕組みを創造します。役所のムダを削ったり、職員数を削減したり、歳出カットをはかったりすることが、公共サービスの低下をまねき、弱者にしわ寄せをする結果になるのではなく、ゆとりと活力をあわせもった新たな公共空間を生む出発になる、そんな改革の道すじこそ、このマニフェストで提案したかったことです。』


  そうしてこの再建の努力が実ったとき、そのときこそは、文字通り新城・希望都市の確かな礎がまたひとつ築かれたときなのだと、思いを馳せまして結ばせていただきたいと思います。

 

平成17年12月17日更新