市長あいさつ

平成23年度は、平成26年度までの第1次総合計画の中期基本計画が始まる年です。総合計画は、「新たな公共が導く市民自治社会の実現」をまちづくりの基本理念とし、これまでの「公共」のあり方を見直し、市民や地域組織、企業などが「新たな公共」の担い手としての役割を果たしながら、行政との「協働」によるまちづくりを進めることとしています。

市では、総合計画の4つの基本戦略に従い、様々な事業をPDCAのマネジメントサイクルによる行政経営を進めています。特に昨年に「総合計画と第2期市長マニフェスト」に沿って蒔いた様々な種は、これからの本市の方向を示すものになると考えています。自治基本条例、新城版こども園、地域自治区、自治人事制度、庁舎建設など、これからも市民の皆さんと議論を重ね、よりよい制度設計や事業実施を図ってまいります。

 

平成23年度重点施策

1 医療体制の充実

平成18年からの市民病院の医師不足による地域医療への不安から、地元や東三河各市の医師会と連携した夜間診療所の開設や訪問看護事業などの病診連携や地域医療連携とともに、市民病院の医師招聘についても引き続き努力してまいります。

また、産科オープンシステムとして、昨年から建設中の助産所を開設し、分娩は聖隷三方原病院で、産前産後のケアは助産所でとそれぞれが役割分担しながら、妊婦さんの負担や不安の軽減を図ります。

 

2 子育て支援の充実

義務教育修了前のすべての子育て家庭を支援し、安心して子育てのできる基盤づくりのための制度設計である新城版こども園は、幼稚園と保育園の壁を取り除き、すべてのこどもに確かな教育と保育を保障する新城独自の「子ども・子育て」制度をめざしています。

また、こども医療費として、外来医療費の無料化対象が小学校6年までだったものを中学校3年まで対象年齢を引き上げます。

 

3 高速道路と企業立地

三遠南信道路は、順調に工事が進められ、平成23年度末には、(仮称)鳳来インターが開設されます。また、新東名高速道路も平成26年度の開通を目指し、建設に関連する道路整備を推進します。

また、インター周辺には、「奥三河 観光ハブステーション」をめざした道の駅を整備するとともに、利便性を活用した企業用地の開発計画を推進していきます。

 

4 広域連携

昨年11月から設楽ダムの再検討が始まりました。設楽ダムは、この地域にとって必要不可欠なものとして認識しており、速やかな検証結果が出るよう東三河の一員として力を注いでいきます。また、奥三河地域(新城市、設楽町、東栄町、豊根村)では、今年の秋に、「奥三河観光サミット」を計画しています。奥三河が一体となって、新たな観光資源を発掘するとともに、豊かな自然環境や伝統文化等奥三河の魅力を再発信し、広域観光ルートの設定や観光ボランティアガイドの養成等を通じて、観光による地域活性化の方策や広域観光の推進をめざします。また、サミットを契機として、今まで以上に奥三河地域の連携強化を図っていきます。

 

5 地域自治区

昨年の終りから、地域内分権を進める仕組みとして地方自治法に基づく地域自治区の設置を提案しています。市内を原則として中学校区単位にわけ、地域の意見が行政経営に反映させるシステム作りを図るとともに、地域でできることは地域で行っていただくよう、いままで、縦割りで交付していた補助金・交付金を一括して交付することを提案させていただきました。今後、十分な議論を重ねて、よりよい制度設計につなげていきます。

(平成23年1月7日更新)

新城市長 穂積 亮次