まず次の数字を見ていただきたい。合併後4年度の、一般会計当初予算額の推移である(100万円未満省略)。

 

18年度 227億2400万円

19年度 214億2500万円

20年度 205億5000万円

21年度 206億9000万円

 

 あとで述べるが、21年度予算編成は従来とは少し違った方針を採った。昨年来の経済危機のなかで、公共の財政出動によって地域経済の下支えや雇用対策を行う必要があって、削減基調の手を一時的にゆるめたのだ。

 

 それを念頭においてすう勢を判断いただきたい。18年度に比して、20年度は21億7400万円の減となっている。2年間で約1割の縮減をはかったことになる。

 

 合併後最初の18年度予算編成が、極端な予算希望額に対する歳入見込額の不足により難渋したことは先に述べたが、その教訓からかなり急ぎ足の抑制方針を貫いたことになる。

 

 とくに18年度はいわゆる「プライマリーバランス」が赤字になったことから、その轍を踏むまいと、あの手この手の方策に取り組んできた。

 

 簡単にいうと「プライマリーバランス」は、借金を返す額よりも新たに借り入れる額の方が多くなると赤字になる。つまり毎年過去の負債を償還してはいるが、それ以上に新たに借りいれを起こさないとやっていけないので、トータルでみて負債が膨らみ続けることを意味するわけだ。

 

 市町村の財政運営にとっては、かなり大きな検証指標だろう。

 

 予算額をA、市債(市がその年に借り入れる負債)をB、公債費(過去の負債を償還する費用)をCとすると、(A-B)/(A-C)×100の式で表わされる。で、これと、[C-B](返済額が借金額をいくら上回っているか)を見ると。

 

18年度  95.0%   -10億100万円

19年度  101.5%   +2億8300万円

20年度  106.7%  +11億5600万円

21年度  104.1%    +7億2800万円

 

 お分かりのように、18年度で10億円分ほどの借入超で5%の赤字となったプライマリーバランスが、次年度は6.5ポイント改善して2億8千万円ほどの償還超となった。20年度はそこからさらに5.2ポイント改善された。

 

 注目点は21年度で、緊急の経済・雇用対策など公共出動の必要から、予算総額を若干増とし、その分の財源対策として市債の増発を行ったため、20年度から2.6ポイントの低下をみたが、プライマリーバランスとしては黒字基調を堅持することができた。

 

 もしも19、20年度の努力がなくて今日の恐慌状態を迎えていたならば、相当な将来負担の増大を覚悟しなければ、経済対策を実行に移すことはできなかっただろう。

 

 合併直後から、ことあるごとに財政困難を伝え、財政情報を公開するとともに、さまざまな角度から歳出削減に取り組んできたわけだが、市民皆さまがそれを冷静にうけとめ、協力するところは協力するという態度を続けていただいたからこそ可能だったことと、あらためて感謝の気持ちを深くする。

 

 合併から2~3年の期間は、財政悪化を阻み、「身の丈」に合った歳出入構造へと転換をはかることに主力を注いできた。緊急の経済情勢もあって、この面での目標にはまだまだ到達してはいないが、それでも私としては、ある程度の手ごたえを得ることができた。

 

 他方、この期間の歳出抑制がかなり急ピッチだったことから、本市財政のもう一つの課題も浮かび上がってきた。

 次に続けたい。

 


 

市内に立地する横浜ゴム新城工場で、5月23日「千年の杜 植樹祭」が行われた。

環境貢献の一環として、世界中の工場のまわりに植樹し、千年の杜をつくるという壮大な構想だ。

私どもも招かれ、大勢の皆さんと気持ちのいい汗を流した。

植樹祭

 

 

 

 

 

 

 

  

 

子ども

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 宮脇先生

 

この事業全体を指導していただいている宮脇昭先生。

世界中1600ヶ所で植樹指導をしてこられた。

この世界では知らぬ者のいない第一人者。私もご高名は存じ上げていたが、初めてお会いでき、感激した。