病院の中から
連休初日の3月20日に市民病院の一室で、『第3回院内発表会』と銘打たれた集まりが開かれた。
ご存知のように、病院というところは、医療活動を担い、支えるために、実に多くの職種の方が働いている。
この発表会は、医師不足のなか、病院に働く医師以外の職場の皆さん―看護、検査、薬剤、理学療法、放射線、透析、材料、健診、事務、広報などなど―が、医療サービスを向上させ、経営を改善するために、それぞれの持ち場で取り組んだ活動を発表し、互いの研修の場とするために開かれる。
市民病院がもっとも苦しかった18年度から自主的に取り組まれ、これで3回目の発表会。
私も毎回聴講させていただくが、いつも楽しみにしている。
事例報告はときにきわめて専門的な領域におよび、素人には用語からしてチンプンカンプンのときがあるのだが、それがまた楽しい。まったく知らないことだからこその楽しみといえようか。
報告ごとに会場から質問が出されるのだが、そのやりとりからも、何を問題として追求しているのかが、少し見えてくる。
ちなみに、3月20日の発表会のテーマは、以下の13題。
- 外来待ち時間の工夫―待ち時間調査をして―
- 外科外来での緩和医療の関与の試み
- 迅速検査
- 新城以北の救急の現状
- 使用済み器材の再生処理方法の見直し
―スポルディングの分類に基づいた処理方法への変更― - 請求漏れ・請求誤りから見えること
- 無酢酸透析液の有用性について
- 特定健診について
- リハビリ科における臨床実習の取り組みとPT科における問題点と課題
- 排尿障害の改善
―前立腺肥大症の手術とHoLEPの効果と取り組み― - 医療看護相談室の現況と今後の課題
- スピリチュアルケアと腫瘍マーカーの変動について
- 病院広報の取り組み
報告を聞きながら、もっともっと多くの人に聞いてもらいたいと思ったが、しかしまた世の常で、ほんとうの再生は、人知れぬところの人知れぬ努力の積み重ねの中からなされるもの。
華々しく世間の賞賛を浴びるとき、事はもう終わっている、というのが多くの場合。
まずは地道な努力が続けられている事実のみを、お知らせしておくこととしたい。









